群馬県の丸沼へスノーボードへ。丸沼へ向かう途中の高速のSAで、いきなり友人の車のエンジンがかからなくなってしまった!原因がわからず、仕方ない、とみんなで力を合わせてエンジンの押しがけをしようかと、車を動かしてると、みんなが「大丈夫?」「手伝おうか?」って声をかけてくれる。群馬の人たちはあたたかい。
高崎で途中下車し、ディーラーに持っていったところ、スターターが壊れているとのこと。スターターだけなら、ということで、予定とおり、丸沼へ向かった。もちろん、エンジンをかける度にみんなで押しがけ。なかなか慣れてくると楽しいものだ。
ところで、スノボの他に目的があった。それは、お気に入りの民宿「
藤よ志」(写真参照)に宿泊すること。冬はスノボ、夏は白根山登山で宿泊するのは今回で三回目。一年中、二食付6000円のこの民宿は何の変哲もなさそうなんだけど、とにかく素晴らしくて、みんなのお気に入り。何が良いかと言うと、おじいちゃんとおばあちゃんの人柄。宿泊客専用に養殖している岩魚の刺身は絶品だし、その他の食事も大満足だ。布団も羽根布団でフカフカ。部屋も清潔だし、お客が満足するのなら、苦労も出費もいとわない感じなのだ!その他にも「テレビが無料だ」とか「トイレの手拭用の紙が切れていることがない」とか、ほんの些細なことをみつけては、みんなで藤よ志に宿泊できる喜びをかみしめるのだった。
客は昔ながらのスキーおやじや登山家が多く、私達はいつも異色なのだが、いつか私達もおばあちゃんの馴染み客になりたいものだ。
食事中、大会のためにやってきた中年スキーヤーが、「やっぱり、藤よ志はいいよなー」と言っていた。それを聞いた一堂、一斉にうなづいたのだった。
藤よ志
群馬県利根郡片品村東小川1634-2 TEL 0278-58-3142