夕方から仕事がらみでちょこっと水道橋に行った。用事が済んだ後、向かったのは、隣り駅の飯田橋。
神楽坂の雰囲気って素敵だ。一本裏道に入ると、素敵なフレンチレストランや料亭などがある。
私が目的としたのは、
飯田橋ギンレイホール。
二番館というのかな?公開時期を過ぎて、しばらくたった映画を2本立てで見せる映画館。同じく二番館の"目黒シネマ"は行ったことあったけど、ギンレイホールはなかったので、是非一度きたかったところ。1974年にオープンしたらしいが、雰囲気のある看板が良い。地下がピンク映画館なのが気になるけど、客席は結構きれい。
本日最終の上映は、今年の初めに公開して、見逃していた映画『
やわらかい手(Irina Palm)』。
重病の孫を持つ初老の女性マギー。海外で手術するための費用のあてもなく、息子夫婦も途方にくれる。そんな中、町で"高給"の張り紙に引かれ、いかがわしい店に入っていく。初老のマギーだが、風俗店オーナーのミキは、すべすべのマギーの手に注目し、穴のあいた壁越しに、男性客たちを喜ばせる仕事を紹介する。驚いたマギーは一度は断るが、「お金のため、孫のため、」とその仕事を初めたが、意外なことに、"ゴッドハンドの持ち主・Irina Palm"として、売れっ子となり、彼女の穴の前は男性客が大行列することになる。
孫の渡航費用も前借できたが、不審に思った息子が彼女の後をつけ、その職業がばれてしまう。
R-15ではあるけれど、ハートフルな家族愛ムービー。それでありながら、未亡人のマギーが新たな恋をみつけちゃうあたりもなかなか前向きになれるあたたかい映画でした。
まん丸体型の、ただのおばさんだなーと思ってみていたんだけど、最後の方はとってもキュートに見えてきた。
実はこのマギー役の女優さん、その昔、かのミック・ジャガーの彼女だったらしい。昔は清楚なかわいらしい女優さんだったみたいですね。