今日はものすごい強風。色んなものがとんできた。
さて、続きのネパールばなしでも。
【
4月25日(水)】
チトワン最終日。またもや早起きして、PARK SIDE HOTELのクマールさんと共にバードウォッチングにでかけた。イギリスの紳士たちは、今日は寝坊を決めこむらしい。
昨日の大雨で、森の中の草木はしっとりしていた。
ボロボロになった「Nepali Bird」という辞典を片手に、クマールさんは鳥を探してくれている。が、なかなか、ハッとするような青い鳥やら白い鳥は現れない。こんなことなら、ホテルの食堂の方が、よっぽど鳥が集まってくるような気がする。スズメとか。
まぁ、雨上がりの早朝、朝露にぬれながら、川沿いをゆったり散歩するのも悪くない。
朝食後、朝9時にホテルを出発し、バスターミナルへ。
イギリスのイケメンおじさんたちは、カトマンズへ、私たちはポカラ行きのバスに乗るのでここでサヨナラ。お世話になったクマールさんと一緒に別れを惜しむ。
そんな私たちの前にあらわれたのは、結構年季のはいったぼろい、ローカルバス。
カトマンズからチトワンに来たときもそれほどいいバスではなかったけど、今度こそ、本物のローカルバスだ。地元のおばさんが、でっかい電化製品なんかを抱えて乗り込んで来たリする。
かぶれたヒッピーたちは、地元の人のようにバスの屋根の上に乗る。こんな炎天下に5時間もバスの屋根にいたら、病気にでもなりそうだ。
そしてまたこのバスの運転手がヒドイ!曲がりくねった細い山道を猛スピードで走り抜けていくのだ。ちょっとハンドル操作をあやまったら、崖の下にまっさかさまに落ちるはず。
現に、急カーブにつっこみ、対面からやってきたトラックにぶつかる寸前。
その時、私の頭の中によぎったのは、
「邦人女性ののるバス、ネパール山中で転落。」
という新聞記事の見出しだった。
下の映像は、バスの中で撮影。とにかくガタガタゆれる。
サービスなのか、インドポップスがずっと流れている。
とにかく、こっちの人は、やたらとクラクションをならす。そして、道をゆずるという感覚もなく、前の車を追い抜かすのがアタリマエ。
ガタガタ道をゆらり揺られて5時間、なんとか命は無事だった。
ポカラのバスターミナルに到着。
すると途端に客引きに取り囲まれ、怒涛の日本語攻撃が始まった。
「アルキカタ、見テミテー、ウチノホテルノッテル」
チトワンののどかさに比べ、やっぱりポカラはツーリストの集まるリゾート地なんだね。
でもようやく到着!フェワ湖が見えてきた!
12年間憧れ続けた、ポカラであった!!