うたい文句は、"大人の女性ための心地よいラブストーリー"。39歳の女性に恋したのは、15歳年下の青年、といわれれば、オトナのオンナはそりゃあ気になります。
主演は、『エミリー・ローズ』でのキリリとした弁護士役が記憶に新しいローラ・リニー。彼女扮するルイーズは39歳バツイチで大学の入学選考部の部長。ある日ルイーズが入学願書に目を通していると、今は亡き、高校時代の初恋の彼スコットと同姓同名の名前をみつける。どうしても彼に会ってみたいと思った彼女は、必要のない入学面接をセッティングし、スコットを呼び出した。現れたスコットは、かつてルイーズが愛したスコットと、名前だけでなく姿かたち、声までも同じだった・・・。そのまま、ルイーズは彼を自分の部屋に連れ込み、即効手をつけてしまう。
コトが済んだ後、スコットがたずねた一言は、「これって、僕の入学に不利になる?」。
スコットに会う前にルイーズはきれいに化粧をし、胸のぐっとあいた服を着て、明らかに若作りをしているけど、スコットはそんな彼女に全く興味はなさそう。すぐにでも帰りたそうにしていて、彼女の部屋に連れて行かれたのもいやいやっぽかったのに、あれよあれよという間に。寝室でも説教されたりしてるのに、スコットがいつルイーズに恋したのがわからなかったなあ。
スコット役のトファー・グレイスは瞼が重たくて、はじめはイマイチだと思ったんだけど、話が進むに連れて、マイペースで感情の起伏が少なそうなところも魅力に思えてきた。
オトナのオンナでも一人で生きていくのはタイヘン。ルイーズも立派な地位を築いてはいるけれど、元夫の性癖に関する問題を抱えていたり、弟とは不仲だったり、親友ともちょっとした確執がある。そんな時に救いを求めるのはやっぱり過去の思い出なのだろうか?
二人がどこまで本気なのかがよく理解できなかったんだけど、結果的にみんなハッピーぽかったから、よしとしよう。ルイーズの若作りファッションは抜きにして、その他のファッションは秋っぽくてかわいらしいし、今のシーズンにオトナの女性が見るには良い映画かと思います。あ、でも最初のお化粧シーンのアップは、正直きっつかったなあ。
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