エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイの『
ジャケット』を見た。
あまり内容も把握しないまま、映画館に入ったのだけど、これまた、私的にはアタリでした。
エイドリアン・ブロディは言わずと知れた『
戦場のピアニスト』のアカデミー賞主演俳優ですが、かえって、そのイメージが強すぎていたような気がする。でもこの作品で、良い感じで彼の魅力が出ていたのではないでしょうか。細すぎるし、鼻に特徴がありすぎるので、あまり注目はしていなかったんだけど、とても良い俳優さんなんだなあ、とようやく気付きました。そして、結構ハンサムでした。
収容された精神病院で実験的な治療を受け続けるジャック(エイドリアン・ブロディ)。拘束着(ジャケット)を着せられ、遺体安置用の引き出しに入れられている間、ジャックは未来を旅することができる。そこで、自分の死を知らされたジャックは、未来と現実の世界で、その原因をさぐり始める。自分の死を探るため、そして、愛する女性ジャッキー(キーラ・ナイトレイ)のため、現実と未来を行ったり来たりする、SFラブストーリー。
そうそう!アシュトン・カッチャーの『
バタフライ・エフェクト』に似てる!と思いました。
死の期限が迫っている時、自分は何をするべきか?っていうことを初めて考えるのかもしれませんね。やっぱり愛する人のためにできる限りのことをするのでしょうか。というか、自分が生きていた証を植えつける、ということなのかな。
あと、気になるのが、次のジェームス・ボンド役に決定しているダニエル・クレイグが、精神病院の患者役で出ているところ。007には程遠い、面白い役どころでした。
映画って、やっぱり期待せずに、観に行った方が絶対おもしろい!また、原作を読んでたりすると、ガッカリすることが多いですよね。実は『
デスノート』も既に、観てしまったのですが、うーん・・・という感じでした。松山ケンイチの"L"はとてもとても原作に忠実で良かったのですが、藤原竜也の"夜神月"は、感情的なところが多すぎて、どうも、"できる男"には見えなかったなあ。それに展開も単純で、FBIやインターポールを巻き込んだ、重要な事件を取り扱っている、という印象も受けなかった。レッチリの『ダニー・カリフォルニア』と挿入歌となっているスガシカオも違和感。おそらく、コミックを読み込む前に観にいけば、もう少し楽しめたのではないだろうか?
ずっと前に読み始めた『
ダ・ヴィンチ・コード』もようやく中巻。読み終わったら映画を観に行こうと考えていたんだけど、ボツボツいろんな人の感想も聞くようになり、もしかしたら、原作を読み終える前に観にいった方が正解なのでは・・・?と思い始めた。
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